第4話

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2017/12/01 14:14
耳元で聞こえたのは、電話越しじゃない蓮の声。
『なんで...れ、蓮...』

「泣くなよー、せっかく会いに来たんだよ?」


蓮が私の肩を持ち、顔が見合えるように私を動かした。


『寒すぎて死んじゃったのかな私。夢なの?』

「どーだろーな」


そして、蓮の唇と私の唇が合わさった。


「夢か確かめられた?」

『わかんない...私初めてだもん。キス。感覚知らない』

「あはは、そっか。」
蓮が、真面目な顔に戻った。
「なかなか会えなくてごめんな」

『いいよ、こうして会いに来てくれたんだもん。』

「まだここに戻れそうにないけど...いつか絶対お前のこと迎えに来るから。」

『うん、待ってる...』
今日は聖夜。きっとこれはサンタさんからの贈り物の夢だ。それでも...
幸せすぎるプレゼントだよ_

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