『先生ー、クリスマスデートしよーよ』
「何言ってんの。教師と生徒が付き合ったりするのはダメだってわかってるだろ?」
『でも先生彼女いないでしょ?』
「まあな」
『ならいいじゃんー』
「じゃあ今度の英語のテストで満点とったら一緒に出かけてやる。」
は!?満点!?
『私がどれだけ英語苦手かわかっててそれ言ってる?』
「お前の俺に対する気持ちってそんなもんだったn....」
『わかったとってやる!そしたら24日、駅前のツリーに19:00!』
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私だって受験生だし、それくらい余裕。
しかも先生とデートできるんだよ?
とるに決まってる。
そこから私の英語鬼勉強が始まった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。