第6話

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2017/12/02 05:55
「テスト返すぞー」

いよいよテスト返し...今までで1番手応えあるし!
きっと大丈夫...

「あなたー」

う...そ...

「惜しかったな。あと2点だ。」

98点...?
じゃあ先生との約束は...無効だ。
- - - - - - - -

「自分でどこ間違えたのか見直して、
受験ではミスないようになー」

テストを見直す時間も、
私は点数を見たくなくて机に伏せていた。
「おい、寝んなよ」

そう言って、先生は教科書で私の頭をつつく。

『ほっといて』

こもった私の声にため息をつきながら、
先生は机の上に紙を置き、また教室を巡回し始めた。


なにこれ?
そこには、「I L U 2」とだけ書かれていた_

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