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第13話

光の輝き
見物人 ㊂
キャー♡
え?
突然のことに、すぐに反応ができなかった。
見物人 ㊃
すっごい!!
地面を見ていた私は、ツリーを見つめた。
あなた

ぁ!

眩しい!
ついにあたりは真っ暗になったと思ったら、
クリスマスツリーがライトアップされたようだった。
ツリー全体がキラキラ輝いている。
そして、その中でもひときわ目立っていたのが、7色に輝く大きなクーゲルだった。
その重そうなクーゲルがひとつあるだけで、凄くカラフルにみえた。
ツリーの真下にいる私は顎を高くしないと見えないくらい、
「ここを見ろ」という風に星の少し下に堂々と飾られていた。
見物人 ㊀
ねえねえ!
あの7色に光るやつ、すんごい綺麗だよね!
もちろんそのクーゲルにみんなの注目も集まる。
見物人 ㊁
あれは凄いわー!
1個しかないのが不自然だけど。
見物人 ㊀
確かに。
めっちゃ高いんだよ、値段が。
見物人 ㊁
わら。
絶対そうや。
えーっと、あれはいくらだっけ?
雑貨屋さんで見たよなー…。
あなた

君が万引きしようとしてたんだっけ。

それで出会ったんだもんね。
けどなんであれが欲しかったんだろ…。
輝くから?
あの時から自殺のこと考えてたのかな。
見物人 ㊂
あの光るやつ落ちてこないかなー。
見物人 ㊃
おいそれであれ持ち帰る気か?
見物人 ㊂
うん。
まぁ落ちてこないだろうし重そうだからキャッチできんけどねーあはは。
見物人 ㊃
そうだよあれ絶対重いから。
あれが、落ちてきたら?
多分、今ここにいる私の下に落ちて、
頭打って…
や、落ちて来るなんてことは、、
あなた

げ。

もし、もしもだよ。
あの7色に輝くクーゲルは、君が用意したものだったとするよ。
それで、事前にクーゲルの上の紐の三つ編みを解いて支えを減らしたら、
クーゲルは落ちて来る。
嘘でしょ?
凄くしっくり来る。
これなら事故死だし、輝いてるから君のポエム通りだし、
何より君はあのクーゲルを欲しがっていた。
結局どうやって手に入れたかはわからないけど、
君はクーゲルの輝きとともに天へ……


大丈夫。
私がここに居れば止められる。
安心しつつ腕時計を見る。
あなた

門限2分前だった。
一旦家に帰らないと!
けど、君の命が…。
お母さんには逆らえない。。
あなた

すぐに帰って来るから。

私は家に走り出した。
君の命を救いたいのに。
自分のことで精一杯すぎる。
私には人の命を守る余裕なんて……
ないかもしれない。