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2017/12/10

第16話

ダッシュ
気づいたら、私は懐中電灯をしまって走り出していた。
両腕を一生懸命振って、両足を大きく動かして。
周りの景色は、暗くてほとんど見えなかった。
けど前を向いて走る。
“パキッ
何かを踏んだ。
構うものか。
あなた

はぁっ!

寒くて指の感覚がない。
息がしづらい。
向かい風も邪魔する。
そんな中でも、ブレーキ知らずの私はエンジン全開で走る。
あなた

なんで私が…。

走りながら、私はそう思った。
自分の命くらい自分でなんとかしろ、と。
どうしてここまでやる意味があるだろう。
人間同士だから?
けど私じゃなくたっていいじゃん。
君は誰も頼れなかったから?
正直、他人事だよ。
放って置けない。
ただのお節介?
けど…
私はしばらく自問自答を繰り返していた。
そのうち、少しずつ走るペースが落ちていった。
あなた

生きるか生きないか、自分で決めろや!

…。
そろそろツリーのとこだ。
帰ろうかな。




私には、関係ないよね。