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2017/12/10

第17話

7色に輝くクーゲルの終わり
[今回は綴り方少し変えます。
ここは大きなクリスマスツリーの下。
ふぅ、まだ落ちてない。
クーゲルが落ちていないと確認したのは君。
今、この辺りには1人しかいなかった。
君はあたりを見回し、誰もいないことを確認した。
強い風が吹き抜け、7色に輝くクーゲルが大きく揺れた。
そろそろだ。
そのクーゲルは少し傾いたようだった。
お父さん、お母さん。
君はそう呟く。
暗いせいで目立たないが、君は薄着だった。
シャツにズボン、何も持っている様子はなく、寒そうに見える。
しかし本人は誇らしそうだった。
“ヒュー
“サワサワ
遠くで風が吹いて、木々がざわめく。
“ブチッ
君にも聞こえないほどの小さな音を立てて、あのクーゲルの紐がさらに細くなった。
クーゲルの重さに耐えられず、数秒で切れるだろう。
紐はすでに悲鳴をあげている。
“ビー
紐がさらに分解されていく。
さよなら。
君はそう呟いた。