その日の帰り道。
私は、たくやと並んで帰り道を歩いている。
は〜…。めっちゃ怒られた。
だろうなぁ。
先生が
“お前はだから、どーたらこーたら”
ってさ…
はぁ…
あん?
えっ?なn…
“べチッ”
たくやに、デコピンされた〜!?
しかも地味に痛いし。
いきなりなにすんのよ〜!
私が、おでこを抑えて大げさに
痛そうな顔をすると。
あっいつものあんに戻った!
だからっていきな_
り…?
“ポツン”
“ポツン” ポツン”
“ザーッ”
突然、雨が降ってきた。
わっ!?雨?傘ないやー!
けっこー、降ってきてるな…。
私の家、近いから雨やむまで来なよ!
マジで?じゃー行くわ。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!