side あなた
みんなの声にいても経っても居られなかった
私だって喧嘩したいわけじゃない 。
自分に非があったことだって認める 。
けど 、望のそれおかしいじゃないって思うの
普通 、女の子とどっか行く?って 、
まぁ 私も人のこと言えないけど 。
あぁ!駄目!こんな事考えてたら沈むわ!
「さっさとホテル行こッ 、」
ホテルに居れば望は帰ってくると思った 。
なのに …なのに … なんで ? 望 …
別に 、探す気なんかなかった 。
けど たまたま 、通りかかった浜辺に 、
さっきのお姉さんたちと望がいた 。 そこで 、
思いがけない望の言葉に息が出来なかった 。
「 あんな奴 、忘れた 。
俺も最初から遊びのつもりやったし 、
今はもう諦めてくれてるみたいやし 。
こっちには新しい恋人もできて都合いいわ。」
あまりの衝撃に 、手に持っていた物を落としたみたいだ 。けど今はそんな事どうでもいい
「 ……… なんで 、?」
本当はどこか期待していたのかも知れない 。
「 未だ 、望の1番が自分だということ 。」
「 誰かに取られるようなことは無いと 。」
「 " 望が誰より私を想ってくれる事を " 」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。