プリ小説

第7話

餓鬼退治体験
「そらよっと!!」
人気の無い道路で、トリガーを引く聖夜。
餓鬼は脳天をぶち抜かれ、赤黒い血を吹き出し、消滅した。
「よっと」
「流石…」
真穂は思わず見蕩れる。
「そりゃあ俺、この道10年だし」
「そうなんだ…」
(…ん?10年?)
そういえば、聖夜は何歳なのだろう。
真穂は少し疑問に思ったものの、あまり気に留める事は無かった。



その後は、(聖夜に振り回されながら)餓鬼退治に真穂も身を投じてゆく。
「よっしゃ、その左下にある拳銃でコイツ撃ってみろ」
「いきなりそんな事言われてもぉぉぉ!!」
無我夢中で引いたトリガー。
見事餓鬼の心臓部に命中し、消滅させた。
「…出来ちゃった…」
「おー、オメー、クロースの才能あるよ!」
「そ、そう?」
褒められて満更でもないが、よく考えるとクロースの才能って何だろう。



そんなこんなであっという間に時間は過ぎ、夜明けになっていた。
静かに窓から部屋に入る真穂。
「やーば…父さんと母さん激怒してそう…」
「高1にもなりゃそこら辺はあれだと思って配慮すんだろ」
平然と言ってのける聖夜。
「ちょ、あれって、何よ」
赤面する真穂。
「いやそりゃあれってアレに決まってんだろ。男と女が───グフォッ」
聖夜が最後まで言う前に、真穂の拳が聖夜の鳩尾に滅り込む。
「女の子の前でそういう事を言うんじゃない!!」
「す、すんません」
───と、顔を見合わせ吹き出し、笑ってしまう2人。





そしてまた来年会おう、と約束して、真穂は赤い衣に包まれ、眠りに付くのだった。

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