プリ小説

第12話

首筋の跡と謎
───餓鬼には、2種類あるんだ

───サンタクロースにも、2種類ある様に



いつのイヴか、聖夜は話した。
餓鬼は、人の幸せを喰らう方法が2種類があると。



───1つは、お前の弟クンがやられた様に、外から牙で幸せを喰らわれる方法



───もう1つは





夢の中から、喰らわれる方法。










「まさか、あの聖夜は…」

真穂は首筋の跡に触れた。

「餓鬼…?」

悪寒が真穂の背筋を走った。

だが、そうなるとおかしい。
餓鬼は、不幸なまま死んで、死に切れずにこの世に残ってしまってる亡者の事。
讃多聖夜は、今、ここに確かに生きている。
(どういう事…?)
真穂はどうにも気になり、聖夜の首筋に手を当てる。
───温かいし、脈もある。
(やっぱり、あの聖夜は私が見た幻なのかな)

───だが、それならば首筋の跡は?

嫌な予感が、溢れて止まらない。



数分後、聖夜は目を覚ますと、いつもの明るい表情で言った。





"また来年会おう! やくそく だぞ!"

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