これは、僕が数年前に体験した話です。
友達の山田に新築のアパートができたから教えてあげるよと誘われそのアパートに行きました。
山田「まあまあ広いだろ?」
伊野尾「広いね〜、窓からみえる海も最高だなぁ〜」
山田「どうする?ここに引っ越す?」
伊野尾「うん!まぁ、山田とはもう一緒に住めなくなっちゃうけど…」
山田「毎晩俺に電話すれば?そうしたらもう寂しくないだろ?」
伊野尾「うん!」
山田とは小学生からの友達で、高校は違ったけど、毎日LINEで話している仲でした。
そんなある日、山田から「一緒に住まない?」と誘われ一緒に住むことになりました。
一緒に住んでいたところはマンション。そこも新築でマンションでした。
中の広さはそこそこでしたが、住めるスペースは充分ありました。
でも毎日過ごしているとゴミも沢山でてきます。
僕達は引きこもっていたのでもう足場がなくなり僕はそのマンションから引っ越すことにしました。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!