第49話

奈那side #5
114
2018/01/24 11:27
私は恋を知りたい。

だってみんな楽しそうだから。

それに…あなたも。
私は田中に相談することにした。

何故田中かと言うと、他に相談できるような人がいないから。

でもあなたの名前を出したらちょっと気まずいから例えばの話で行くことにした。
悠也
で、話ってなに。
オレまだ傷ついてんだけど?(笑)
奈那
あはは。
別に普通に相談的な?
乗ってほしい。みたいな?(笑)
田中。怒るかと思ったけど笑っていたので少し安心した。
奈那
早速いい?
悠也
おぅ。
てか俺よりもっと相談相手いるんじゃねーの。
奈那
それが居ないんだよね〜
だから田中に頼んでんじゃん。

とか思いつつ。
奈那
まぁまぁ。聞いてよ!
悠也
ま、どうせ暇だしいいけど。
だろうな。と思いながら心の中で留めた。
奈那
例えば、例えばの話なんだけど。
ある女の子がいたとして、そこのは恋をしたことが無いの。
奈那
で、その子がお年頃になって、急にある男の子を見ると胸がズキズキなったりしちゃって。
でもその子には彼女がいるのね。
奈那
でも、その子は何でこんな気持ちになるか分からないの。
田中だったらこの気持ち、なんだと思う?
どんな答えが出るかドキドキした。
悠也
そんなん決まってんじゃん。
でも、田中はこんなのも分からねーの。みたいな顔で私を見た。

てもも私は知らないから聞いてるのにな。と呑気なことを考えていた。

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