私は恋を知りたい。
だってみんな楽しそうだから。
それに…あなたも。
私は田中に相談することにした。
何故田中かと言うと、他に相談できるような人がいないから。
でもあなたの名前を出したらちょっと気まずいから例えばの話で行くことにした。
田中。怒るかと思ったけど笑っていたので少し安心した。
だから田中に頼んでんじゃん。
とか思いつつ。
だろうな。と思いながら心の中で留めた。
どんな答えが出るかドキドキした。
でも、田中はこんなのも分からねーの。みたいな顔で私を見た。
てもも私は知らないから聞いてるのにな。と呑気なことを考えていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。