無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第4話

不信感
「あ、おはよっ!」


「おはよーっ」


翌日も、いつもと変わらない。


普通に学校に行って、授業を受けて、部活して帰る。


いつもと変わらない、


はずなのになんだかつまらない。


「ただいまー。」


ドアを開けて家に入り、靴を脱ぐ。


「あ、おかえり。」


階段を上がろうとしたら、2階から降りてきたお姉ちゃんが言った。


名前は亜咲(あさ)。


二つ上のお姉ちゃんは私立大学の推薦入試を受け、先月の時点で入学が決まっている。


だからもうこの時期は遊びまくってる。


あー、羨ましい。


「ただいま。」


「あ、あなた、私の部屋絶対入らないでよ?」


え、何急に…


「あなた時々私の部屋にマンガ借りに来るでしょ、知ってんだからねー。」


げ、バレてる。


こっそり入ってるのに…。


「イイじゃん、マンガくらいーっ」


ケチ。


「まぁいいけど、今日はダメ。」


「?」


1、2秒間が空いて、理由がわかった。


「あ、彼氏さんね。」


にやっと笑って見せる。


なるほど、見慣れない靴があると思ったんだ、さっき。


「もー、とにかく入んないでよー?」


「彼氏さんがいるって分かってんのに入るわけないでしょーっ!」


私はそういいながら階段を上がっていき、自分の部屋に入った。


はぁー、いいなぁ。


お家デートなんてしたことないよ。


お姉ちゃんはそろそろ付き合って2年かな。


いいなぁ、どーやったらそんなに長く続くんだろ。


「はぁ。」


私は制服のままベッドにダイブした。


柊真と仲良くやっていけるかな。


私がこーやって不安に思うのは、昨日あんなこと考えちゃったからだ。


1回もデートに誘ってくれない。


1回も手を繋いだことない。


柊真、私のことどう思ってるんだろ。


好き?


私といて楽しい?


不安に思うことは前から少しあった。


毎日電話するって約束したのに、かけても出なくて、次の日の朝に【ごめん、疲れて寝ちゃってた】ってLINEが来てる。


そんなことが何回かあった。


分かってる、部活が大変なこと。


だから責めない。


けど…だけど…時々疑ってしまう。


ただめんどくさいだけなんじゃないの?って。


ホントは電話も嫌かな?


付き合い始めはずっと一緒にいるんだーって…思ってた。


私たちって、合わないのかな?


そう思いながら私はポケットの中からスマホを取り出した。