無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第7話

デートのお誘い
柊真の答えは何かとドキドキか止まらない。


《…あー。

今年ってイブが日曜だっけ?》


「えっ…あ、うんっ。」


“空いてる”“空いてない”のどちらでもなく、私の予期していなかった突然の聞き返しに多少驚く。


《そっか。

じゃ、どっか遊びに行くかー。》


「えっ!」


ドキッ。


ウソッ…。


柊真から…誘ってくれた…


《なんだよ、そのつもりじゃなかったのかよ。》


はぁ、と電話の向こうからため息が聞こえる。


「ううん!!

遊ぶ!遊びたい!

そのつもりだった!!」


私が思わず驚いてしまった事への誤解を慌てて弁解する。


私の焦りが伝わったのか、柊真がふっと笑った。


《よかった。》


ドキッ。


胸の鼓動が高鳴る。


正直、柊真から“遊びに行こう”という言葉が出てくるとは期待していなかった。


初めて、柊真がデートに誘ってくれた。


「じゃあさ、クリスマスどこ行く?」


私の頭の中では次々にデートスポットが浮かんでいく。


遊園地、水族館、映画館…


駅前のイルミネーション、ショッピングモールのクリスマスツリー…


定番な場所からクリスマスだけの特別な所まで、行きたいところは沢山ある。


《んー…迷う。

あなた、どこ行きたい?》


「えーっ…どこがいいかな…。

1日ずっと暇?」


部活とか入ってないかな?


《あぁ、その日はオフ。》


お、1日中遊べるじゃん!


「じゃぁ、水族館行きたいっ」


私、水族館デートしてみたかったんだよね。


今まではずっとショッピングモールでのデートしかしてこなかったから、ちょっと遠出してみたいな。


《分かった、考えとく。

あ、風呂入んなきゃ。

切るなー。》


「うんっ、おやすみっ」


通話終了の画面を確認してスマホをテーブルの上に置く。


やばい、クリスマス…


柊真とデートだっ!!


そう思ったら嬉しくて少し恥ずかしくて、胸がキューっと苦しくなった。


どうにもじっとしていられなくてそのままベッドに倒れ込み、枕を抱きかかえる。


「んーっ!!」


声にならない声を枕に全部吐き出す。


凄く嬉しい。


心臓はちきれそう。


私が思っていた以上に喜びは大きかった。


「あ、そだっ!」


私はがバッと起き上がって、またスマホに手を伸ばす。


そしてスケジュールのアプリを開いて12月24日の欄に“柊真とデート♡”と予定を追加した。


「うふふーっ」


その日はいつも以上によく眠れた。





だって、この時はまだ知らなかったから。