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第19話

買い出し
「やっほ。」


手を振って近づく。


「お、来た。」


「あ、待ちましたかね??」


「んまぁ見てのとおり、あなたが一番最後ですが。」


ベンチと化された噴水の縁に座っているメンバーを見ると、確かに言われたとおり、私が最後のようだった。


「あーもー、ごめんって!

部活がちょーっと長引いてご飯食べて…ってやってたら…」


「まぁまぁ、いいじゃん。

遅れたって言っても5分だし。」


「そんじゃ、とりあえず行きますかー。」


12月23日1時30分駅待ち合わせ。


駅に到着したのはスマホで確認すると1時35分。


ちょっとだけ、遅刻しました。


「ていうか、思ったんだけど変なメンバー。」


スーパーへの道を歩きながら言う。


「まぁ、買い出しっていえば俺一人じゃ無理だし、学級長の美沙、副の渚翔に一応付き合ってもらってるわけよ。」


「私は!!」


「ん?

あなたは返事が遅れた罰。」


「は!!?」


な、なんだって…。


まぁ、申し訳ないと思ってるけどさ!!


明日のクリスマス会に向けた買い出しのため、雄太に招集された私たち。


柳瀬美沙(やなせみさ)、和田渚翔(わだなおと)、そして私。


「でも、びっくりした。

あなたがまさかコッチに来るなんて思わなかった。」


ギクッ。


美沙にそう言われ焦る。


「あー、彼氏がデートキャンセルしたらしいよ。」


雄太が頭の後ろで手を組みながら呑気な声で言った。


「ちょ、ゆーたぁっ!!」


昨日、クリスマスに行くか行かないかの話のあと、雄太に柊真の愚痴を思いっきりぶつけちゃったんだよね〜…


雄太が親身になって聞いてくれるからつい…


まぁ、そのお陰でストレス発散にはなったんだけど、その代わり、デートを断られたという事実を知られてしまったわけでして…


「え、マジ!?

クリスマスデート断る彼氏ってなんなの!?」


美沙が驚き叫ぶ。


「ちょ、美沙声大きいっ!

悲しくなるから言わないでよ〜…」


また気持ちぶり返してきちゃうじゃーん…。


「あ、ごめんごめんっ。」


「ま、良かったじゃん?

遊ぶ約束があって、寂しくねーだろ?

やっべ、クリスマス会企画したオレってヒーローじゃんっ」


「…はぁ、そーやって自分で言っちゃうとこがな〜…」


ドヤ顔で言う雄太にツッコミを入れる。


「ん?

なんか言った??」


「なーんも。」


私がそう言うと、雄太はにっと笑って鼻歌を歌い始めた。


もー、調子いいんだから。


まぁ、雄太には感謝してるんだけどね…。