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第28話

どっち。
私の心は、私の想いは、誰に向いてるの、どこに行ってるの。


その問いかけが頭の中をぐるんぐるんと回っている。


本当は柊真への気持ちを疑い始めた時点で、別れるべきなのかもしれない。


でも、確かに存在する。


柊真が好きって気持ち。


たまにある、一緒に帰れる時間は胸がドキドキする。


じゃぁ雄太のことはなんとも思ってないの?


そう聞かれたら、首を縦には振れない。


多分、気になってる。


2人を同時に好きになるなんて、ある?


「…あなた、どーかした?」


「えっ。」


隣を歩く柊真に聞かれてハッとする。


「いや、ちょっと、考え事。」


「…そっか。」


ほら。


こうやって、話しかけてくれる時もあるんだけど、スグに2人とも黙っちゃうんだ。


私が話さないのもいけないと思う。


でも、何話したらいい?


変なことを口走って、柊真を傷つけたくはない。


最近ずっと考えてるのは、私が誰を好きなのか。


だから、もし私が一方的に話し出して、焦りや緊張が襲ってきたら…


…やらかしかねない。


絶対変な事言っちゃう。


「じゃあな。」


「うんっ、バイバイ。」


いつもの分かれ道。


ここからは別。


何事もなくてホッとしてる。


あーぁ。


こんな気持ちで付き合ってたら、柊真に失礼かな。


でも柊真が好きなことは事実なんだよ。


だから、私から別れの話を切り出したくはないんだよ。


ねぇ、私の気持ちは。


ねぇ、柊真の気持ちは。


前よりも近づいてる?


それとも、離れていってる?


きっとその答えはー…