亜弥side
この人達は、誰だろう。
いきなりこの部屋に連れてこられて、さすがに警戒する。
すると、緑っぽい髪の綺麗な人が、話しかけてきた。
いったい、どこに行くってんだ。
まぁ、ボクたちにはついて行くしかないんだけども。
乃亜は、人見知り&警戒しているようで、一言もしゃべらない。
…何があっても、乃亜だけはボクが守らなきゃ。
とりあえず、この人達についてきた。
…どこだろ、ここ。
アジト…?なんだそれ。
そもそもこの人達は一体何者なんだ。
警戒しないでなんて言われても、いきなり信じる方が無理だよ…
乃亜なんて、まだ一言も喋らないし……
とりあえず、全員の名前は覚えた。
──この人達も、ボク達を捨てるのかな…
もう、慣れたけど、ね……
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。