第3話

“一緒に住む”
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2017/12/02 12:00
??)ふぅ、お腹いっぱい

貴)ご飯食べてなかったんですか?

??)もうしばらく
何も食べてなくて...

貴)そうなんですか...
家はどこにあるんですか?

??)ここです!

貴)え?いや、ここは
私の家で...

??)だから〜!言ったじゃないですか!
拾ってくださいって!

貴)え、まぁそうですね

??)で!拾ってくれたでしょ?

貴)拾ったっていうか、
倒れていて可哀想だったって言うか

??)え、じゃあ追い出すんですか?

今にも泣きそうな彼の目
そんな顔をされたら
帰って欲しいなんて言えなくて

貴)〜ッッ!わかりました
ここにいていいですから、!

??)ホントに!?

貴)はい...

私がいいと答えた瞬間
またキラキラした笑顔に戻った

貴)ッッ

私はどうやら、彼の
キラキラしたあの笑顔に
弱いみたい...

??)僕は太田諒!
23歳だよ

貴)23歳...私の方が年下、
私は黒澤あなた、20歳...です

諒)あなたさん!いい名前だね

貴)さんだなんて、
歳上なんですから呼び捨てでいいですよ
あと、ここに住むんですから
敬語もなくしませんか?

諒)あなたちゃんがいいなら
そうしたいな〜、

貴)私は、その方が
気が楽っていうか

諒)じゃあそうしよ!

貴)うん、!

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