第14話

“最低な人”
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2017/12/06 13:01
次の日の夜、私は
約束通りレストランに行った
お店に入ると

拓)あ!あなたちゃ〜ん!

妙に嬉しそうな矢崎先輩が
私の名前を呼んだ

貴)お待たせしました

拓)大丈夫だよ?
全然待ってない!

貴)よかったです

拓)やっと、OKしてくれたね!
も〜嬉しかった!

貴)そうですか

拓)OKしてくれたって事は
そういう事だよね?

貴)え?

拓)とぼけないでよ〜!
付き合ってくれるんでしょ?

貴)なんでそうなるんですか?

拓)だって、友達の彼氏と
2人きり出会ってるなんて
美紅に知られたくないだろ?
また友達いなくなったら
嫌でしょ?

貴)え、

拓)ホントは高校の時に
そうしようと思ってたんだけど
誘いをおっけいしてくれないからさ
困ってたんだよ〜

元々、脅すために誘ってたって事、?

貴)付き合う気はないです

拓)え〜じゃあ美紅に
言っちゃうよ?

貴)......

美紅、早く来て
先輩にどうしていいかわからず
下を向き黙っていると

美)アレ?拓磨くん?

貴)美紅、

拓)美紅!なんでここに、?

美)たまたまここにいたのよ
で?なんであなたといるの?

拓)あなたちゃんに
ずっとご飯誘われてて
しょうがなく来たんだよ

貴)え、私は誘ってない、!

拓)何言ってるんだよ!
さっき付き合ってって言ってきた
じゃないか!

貴)そんな、!

パシンッ

拓)え、?

美)嘘つかないで!

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