第25話

“太田諒side3”
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2017/12/10 13:31
偶然、梨奈に会ったのだ
俺は本能からか逃げようとしたら

梨)待って、!
太田くん、

諒)なに、

梨)ごめんなさい、!

諒)え、

梨奈に突然謝られ
俺は動揺した

梨)私、太田くんが
初恋で初めて付き合えた人で
どうしていいかわからなくて
暴走しちゃったの...

諒)そう、

梨)戻ってきてくれない、かな

不安そうなその顔は
嘘をついてるとは思えなかった
でも、

諒)...ごめん、
俺、好きな人が出来たんだ

梨)そっ、か...
そうだよね!もう半年くらい
たつし他に好きな子がいても
しょうがないよね、!

諒)ごめん、

梨)最後にわがままいいかな、?

諒)わがまま?

梨)クリスマスまで、
クリスマスまででいいから
その少しの期間を私に頂戴?

諒)え、

クリスマスまでは
後、3、4ヶ月

梨)そしたら諦めるから、

諒)少し、考えさせてくれ

梨)うん、じゃあ連絡して?
番号は変わってないから

諒)わかった、

その後、梨奈と少し歩き
談笑していた
そして家に帰ると
キッチンからいい匂いがした

諒)ただいま〜

貴)おかえり、

そこには、いつもより
悲しそうな顔してる彼女の姿が
俺は悲しそうな理由が知りたくて
理由を問い詰めた

貴)...なの、

諒)ごめん、もう1回言ってくれる?

すると、彼女は大きく息を吸い
俺の目をしっかり見つめると

貴)貴方が、好きなの

さっきよりも、とても
悲しいそうな顔をして
俺にそう言ったのだ

そして、彼女は俺から
逃げるように自室にこもってしまった
リビングに取り残された
俺は混乱していた

諒)あなたちゃんが、
俺を好き、?

諒)どうしたら、

こんな時に相談出来る
友人が俺にいればいいのだが
あいにく俺にはそんな
友人はいなくて
ただ1人で答えの出ない
自問自答を繰り返す

それから、自問自答を繰り返し
1時間、俺は様子を見に
彼女の部屋を覗くと
あなたちゃんは布団にくるまり
眠っていたその頬には
涙の跡が残っていた

諒)ハッキリさせないとな、

そして、俺は彼女の元から
離れる事に決めた

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