第4話

ピンチです!
82
2017/12/08 08:28
────翌日────

学校について教室に行くと何か違和感を感じた。
(なんかすごい見られてる気がする…)


「…な、何これ…」
思いもしなかったことに思わず言葉を失う

机の上に落書きをされていた。幸いシャーペンか何かだったからすぐに消すことが出来たけど…
「いったい、誰が?」
私が落書きを消していると後ろから小さな笑い声が聞こえる。
振り返りたかったけど、怖くて振り返れなかった


「とりあえず大丈夫かな?…」
消し終わってほっとしていると葵と遥香ちゃんが教室に入ってきた
「葵、遥香ちゃんおはよう」
「お、おはよう、桜夜ちゃん…」
「…お、おは、よう」

ぎこちない2人の返事に違和感を抱いてしまう。
何か…おかしい。

「…。」
2人ともどうしたんだろ。




────昼休み────
お昼を誘おうと思って2人に声をかけようと思ったけれど…。
「え?…」
なんであの人達と一緒にいるの?嫌いとか言っていたのに…
混乱していると魁斗が声をかけてきた
「飯、食わねーの?」
「えっ!」
ビックリして思わず声をあげる
「んな、ビックリしなくてもいいじゃん」
「…。ごめん。」
「………。なんか最近変じゃね?」
「そ、そう?」
「なんかあった?」
どうしよう…。これ以上話していいのかな…
そう思っていると
「魁斗くん~お昼まだ?食べてない?」
「ぇ、食べてないけど」
「じゃ一緒にどう?」
「あーう、うん分かった」
「じゃ裏庭で待ってて!」
そう言うと私に顔を向けてきた
「約束もぅ忘れちゃった?」
耳元で言われ思わず身がこわばる
「忘れて…ない」
「じゃ話さないでよ。これ以上関わったら…どうなってもしらないよ」
そう言うと教室を出ていった
「はぁ…。何でこうなるの…」
私は思わずため息をついた

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