白「歩きながらで...いいですか?」
「ッッ...はい」
歩き出すと、かなり後から付いて来る
大丈夫かなぁ...
急に連れ去られたり...
ちらっとみるか
トテトテ
「...!」
やべ、不安しかない
白「手...だして?」
「ふぇ...?」
白「どっか行っちゃうの...不安だから...」
「...///」
手を出してくれた
手繋ぐ...かぁ
グイッ
「きゃ...!」
白「寒いでしょ?」
あ...
名前考えないと...
白「名前...どんなのがいい?」
「貴方が好きな名前がいいです...」
あ、自己紹介してないw
白「俺は白樺獅音、シオンって呼んで?」
「し...おん...?」
真っ赤な顔して名前呼ぶのは...!
白「ッッ...//ありがと...」
「...あなた」
え...?
「名前...あなたがいいです...」
白「あなたかぁ...可愛いじゃん//」
「///」
白「よろしくね、あなた」
「こちらこそ...!...シオン?」
そんなことをしてるうちに
家に着いた。
明日から起きる事なんて何も知らずに。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。