「お邪魔します...」
白「散らかってるけど...」
「...そんなこと!」
白「?」
「いや...凄く綺麗なのになって...//」
顔真っ赤にして言うもんだから
白「あなた可愛すぎ...///」
やべッッ...
聞こえちゃったかな...
ちらっと見てみる
「...?」
聞こえてなかったようだ
でも...
聞こえてて欲しかったな〜...なんて
「あの...」
白「あ、お風呂ね...どうしよ...」
「...」
小さめのパーカーとかを探す
白「これとか...どう?」
「あ...可愛い//」
白いパーカーを渡した
肌が真っ白だから凄く似合う
白「先入ってね、俺は後から入るから」
一瞬、不安そうな顔をしてお風呂に向かった
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.
「...出ました」
白「あ、おけ。こっちのベッドで寝て!」
「シオンは?」
白「俺は...布団でも敷くか。気にしないでね!」
「...」
どしたんだろ
ゆっくり寝てほしいな
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.
白「出たよ〜...て、寝たか」
ベッドを覗くと...
白「ッッ...あれ?」
居ない...
リビングを見ると
「スースー...」
ソファーの上でクッションを握って寝てた
無防備だな...///
ドクドクドクドク
白「フゥ...なんか、ドキドキする」
毎日、こうしてたいな...
毎日、一緒にいたいな...
そう思っていると
「シオン...好き...ニコッ」
白「へっ!?」
慌てて口を抑える
好き...?
そんな、まさか...
そうは思ったものの、俺の口から出たのは
白「俺も好きだよ...あなた」
一目惚れ...なのか...?
彼女に毛布をかけて、俺は眠りについた
彼女に告白を聞かれてたなんて全く知らずに。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!