今日は一年に一度のクリスマス。街は鮮やかな街灯や様々な飾りで飾られている。
そんな中、私達 ホテル従業員は休む暇もなく
お仕事があります...。
もちろん休んでいる人もいるけど、私はひとりぼっち
白い息をはきながらぼそっと呟いた。
クリスマスだからなんだっていうんだ、私にはクリスマス何ていう休みがないんだよ!!
そんなことを思いながら人混みの中をただ一人、歩いてい職場へと向かって行った。
時間は朝の8時、クリスマスなんてかんじのムードはこれでもかというくらい無くて、ただのいつも通りの朝の様であった。
駅のすぐ近くに、少しばかり大きなホテルが見える。
私は扉を開け、中へ足を踏み入れる。
春樹くんの元気な声を聞くと、こっちまでやる気が出てくるなー。さて、今日はどのくらい予約が入っているかなー、って量やばっ!!
春樹君がこの台詞を言った日はいつも何かが起こる。
こんな忙しい日に...。勘弁してよね。
あー、今日シフト入れるんじゃなかった!!