第4話

少しだけなら………
5,316
2017/12/08 13:04
家に帰り、ご飯を食べて勉強をしていたら、お姉ちゃんが帰ってきた
あなた

あ!お姉ちゃんおかえり〜

神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
あなた!私、応援する!!
あなた

は………?

帰ってきて突然、お姉ちゃんは意味の分からない事を言った

(応援する………?)

何のことだろう?と、首を傾げているとお姉ちゃんは
神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
もう!モデルになるんでしょ?
(ん?…モデル……?)
あなた

え?ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
私、モデルになるのー!?!?

びっくりして私は、大きな声で叫んでしまった

神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
うるさいなぁ〜……ってか、自分で言ったんじゃないの?
そんな事、私は言っていない…

心当たりがあるとすれば………
あなた

え、それ…この人?

私は、さっき女の人から貰った名刺を見せた
神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
そうそう、この人!!
LIP×LIPのMVにでるんでしょ?
あなた

えー!そんなの知らないよー!
モデルにならない?って言われただけっ!

必死で私は、否定する
神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
えー…でも、私はあなたがLIP×LIPのMVに出てるのみたいなぁ
あなた

無理無理無理!絶対ムリー!!!

顔の前でバッテンを作って、全力で拒否をしてみる
神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
んー、でも今回だけやってみたら?
LIP×LIPの2人も納得してたし…今更変えられないでしょー
あなた

え、えぇー…

しょぼんと下を向くと、お姉ちゃんは優しく私の頭を撫でた
神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
やってみて、やっぱりあなたが無理だと感じたら、やめればいいよ。だから、1回だけ!やってみよ?
お願い!と頭を下げるお姉ちゃんを見たくなくて、私は渋々OKをだした
あなた

でも、今回だけだよ?

神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
うん!全然いい!
じゃあ、連絡するねー!
そう言って、お姉ちゃんは電話を掛けた
しばらくして、電話が終わるとお姉ちゃんは、細かい日時を教えてくれた
神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
撮影は、来週の月曜の午後3時から!
学校に迎えに来るらしいから、LIP×LIPの2人と一緒に乗ってってね
あなた

う、うん……ありがと

私が寝ようと部屋に戻ろうとすると

お姉ちゃんが私を引き止めた
神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
あなた頑張れ
あなた

うん、頑張る!おやすみ、お姉ちゃん

神夜お姉ちゃん
神夜お姉ちゃん
うん、おやすみ

プリ小説オーディオドラマ