第15話

分かるけど分からない
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2017/12/12 14:33
カサッ

手紙を開くといつもより少し長めの文が書かれていた

『悪い。言い方を間違えたな

けど、ソイツだけじゃないはずなんだ

明日の朝、早く起きてリビングを覗いてみろ

そして、見たことを手紙に書いてくれ

そしたら、分かるはずだから 』


「……どうゆうこと?」

謝られることも分かる

指示されてることも分かる

けど、その意図がサッパリ分からなかった

ソイツだけじゃないはず?

分かるはずだから?

全然分からないんだけど…

「もしかして、この人未来が見えたりとか?……ははっ、そんなわけないよね」

でも、多分言うとおりに行動しないとこの人の意図が分からないんだよね

それならダメ元でのるしかないか

あたしは明日の朝に備えて早く寝ることにした

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次の日の朝 12月15日

いつもよりもかなり早くあたしは目を覚ました

少しの期待と疑問を抱きながら

あたしはゆっくりと下に降りた

この時間は両親は起きてる時間だ

リビングを覗いてみるとお父さんは新聞を読み

お母さんは朝ごはんを作っていた

「別にいつも変わらないんじゃ…」

そう呟いた時…

「日向の様子はどうだ?」

お父さんが口を開いた

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