プリ小説

第2話

魔法
あなた

やばいっ!
遅刻するぅー!!

入学初日からの遅刻は流石に...笑えないよ!?
慌てて走る先に大きな建物が目に入る。
あれが、私の行きたかったところ。
星ノ宮学園、この世界で唯一魔法使いを育てる学校。
ずっと、魔法使いに憧れてた。それも、憧れは今日で終わり。
今日から、私がなるんだから。憧れる存在に。

なのに、昨日興奮して眠れなくてっ、
遅刻するっ!

ものすごい勢いで走ってた時だった。急に腕を引かれる。それも上に。
あなた

な、何!?
え、きゃー!飛んでる!?

??
ちょっと、暴れないでくれる?
あなた

へ、?

ちらっと上を見上げる。そこにはほうきに乗った少年が私の腕を掴んでいた。
あなた

わ、ほうきだっ!

魔法使いになったらほうきに乗りたいなー、なんて言う夢を子供ながらに持っていた私は落ち着くどころじゃなくなった。
??
だから、暴れないでよ。落ちるよ?
あなた

落ち....?

言われて始めて気付いた。ここはもう空。落とされたら、怪我くらいじゃ済まされない。
あなた

きゃっ!

慌てて少年の腕にしがみついた。
??
ふっ、面白いね、さっきから。まぁ、良いや。スピードあげるから、乗って。
そういうと、私を引き上げてほうきに乗せてくれた。ほうきの上は思ったよりも安定してて驚いた。スピードがあがると、駆け抜ける風が心地よくて、自然と顔がほころんだ。

少しして、私が降ろされたのは、学園の前。
??
ここで良いんだよね、。君も、ここの新入生でしょ?制服新しいし。
あなた

うん!君も...って事は貴方も?

??
まぁ、そうだけど。
あなた

名前、何て言....

名前を聞こうとした時、チャイムがなった。

はっ!そういえば、遅刻しそうだったんだぁぁぁ!
??
じゃあ、またね。
あなた

あ、ありがとう!またね!

慌ただしく私がそう言うと、少年が小さく笑って姿を消した。
あなた

うぇっ!?何で?

不思議な光景に瞬きをするも、今はそんな余裕はない!
走って教室の前に来ると、誰もいなかった。
あなた

あれ、?

そこでやっと思い出す。
今日は入学式。よって皆はその会場にいるわけで。
あなた

あぁぁぁ!やっちゃった!これじゃぁ、完全に遅刻じゃん!




学園内の地図を見て会場にいく。大きな扉はもう閉まっていた。音を立てないように少しだけ扉を開けて、中を見てみる。周りに先生はいない様子。
あなた

よしっ、これなら、、いけるっ!

そっと中に入り、静かに扉を閉める。遠目に先生を見ながら、新入生の列に交じった。

ふぅ、もう大丈夫かな。なんとか、いけた...。
やればできるもんだな。

自画自賛している時..
先生
新入生代表挨拶。
??
はい。
あれ、どこかで聞いた声。
壇上に上がる生徒は、さっきまで一緒にいた少年だった。
驚いて声を出しそうになったが、何とか堪える。

どうして!?さっき、消えてからここに来たって言うの!?

困惑しつつも、ちゃんと顔を見てみる。
海のような深い青色の髪に、吸い込まれるような黒い目。眼鏡をかけている姿は大人びていて、すごく格好良いと思った。

ちゃんと見てなかったけど、格好良い。それに、賢くて、魔法を使える...

新入生代表挨拶は、入学前のテストでペーパーテスト共に、魔法の成績まで良くないと出来ないのだ。

挨拶をしてるその少年に見惚れていたら、目があったような気がした。

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Hononeko
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Hononeko
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