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第35話

三五
美桜が銀と一緒にいる場面は思ったよりも私の心に傷を負わせた。
そして、最近は心だけでなく体にも…




美桜が言ったように銀がまるで別人のようになってしまったのは本当だった。
そして、どうやら私を敵対視している。
銀を怖いと思ったのは初めてだ…
そう考えていた最中、細い糸のような物が足首に引っかかった。
しまったと思うにはもう手遅れで、私は階段から転がり落ちた。
あなた

っ…!

頭には切り傷ができて、血が溢れる。
あなた

保健室行かなきゃ…

きっとあの糸は土蜘蛛の糸だろう…
そう考えながら保健室に入ると、
美桜
や…ぁ…
ぎ…んっっ…あぁっ////
銀が美桜と身体を重ねていた。
あなた

あ…

行為をやめることなくこっちを見る銀の目は、まるで氷のように冷たく、私の身を刺した。
頭の切り傷なんかより胸の傷が痛い。
私にしてくれなかった行為を目の前で美桜としている…
なに突っ立ってんの?
早く出てって
あなた

ごめっ…

気づけば家まで足を止めずに走っていた。
体も悲鳴を上げている。
お母さん
ちょっと!どうしたのその頭!!
あなた

階段で転んじゃって…

お母さんに手当てだけしてもらうと、たまらず自分の部屋に閉じこもった。
とめどなく溢れ出てきた涙に、私は成すすべがなかった…

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