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第48話

四七
私はあの夜のことを忘れない。


おめでたいはずなのに、しんと静まり返っていた。


誰一人と話さない。
銀のお姉さん
錦!お湯持ってきて!
はい…!
ついさっきまで元気そうにしていたのに…


私も頑張って方法探したのに…





いつだったかあなた様は言ってた。
あなた

私ね、本当に幸せだと思う

そんなの嘘…


だって白狐と結ばれなかったらもっと長生きできていたかもしれない。


子供を抱いて、いろんなとこに行って…


もっと幸せだったはずだ…


こんな俺を許してくれ…
銀様がつぶやく。


すると、あなた様は辛いはずなのに微笑んだんだ。
あなた

ありがとう…

そう言った直後のことだった。


産声が聞こえ、それきりあなた様は動かなくなった…

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