あれから数カ月が過ぎあっという間に12月になった。
私は、今までと変わらずなかなか気持ちを伝えられないでいる。
智毅くんに告白しないとって思うんだけど、臆病だからやっぱり勇気が…ね…。
そんなある日。
今日は、クリスマスです！
実はね、終業式の日に『クリスマスなんか用事ある？』ってLINEでだけどきいたのね？そしたら『ないよ~』って来てさ！もうびっくりよ笑
だから、思い切って『よかったら、一緒にクリスマスツリー見に行かない？』って聞いてみたら、『そーだな、行くか』って返信が来て！
驚きを隠せない中で、『じゃあ、クリスマスの日、〇〇駅で何時に！』って約束したの。
それが今日！この日なんです！
緊張してます。二人きりってのもあるけどもう一つの理由で。それは…
〝告白をする〟
って決めたから。
もう流れに任せて振られてもいいから気持ちを伝えようって思って。
このままうじうじして気持ちを伝えられなくて後悔するのも嫌だから。
てことで、あなた。
勇気を出して気持ち伝えます！
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。