第1話
夢の中
夢を見ていた。
私は知らないところにいたの。暖かくて、ふわふわしていて、すっごく気持ちがいい所だった。
ここがどこかは分からなかったけど、ずごく気持ちがよかったから眠ろうと目をつぶった、
するとどこからか声がした。
『 ゆ…ぅ……っっ…ゆう!……優結!! 』
誰の声だろう?どうして私の名前を呼んでるんだろう?
低くてとても心地のいい声…
でも、すごく苦しそうな声…泣いているの?
今すぐ起きあがって大丈夫だよって笑ってあげたいのに、ぎゅって抱きしめてあげたいのに…
目が開かない…体が動かない
どこからこの声が聞こえていているのか分からない。
なんで?なんで体が動かないの?って叫びたいのに声も出ない、すごく怖かった…
それにね、急に眠くなってきた…寝ちゃいけないのに…
起きなきゃ!!って思ってるのに瞼がどんどん重くなっていって…
とうとう私は眠りについてしまった…