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第2話

目が覚めたら。
 目が覚めた時私は知らないところで眠っていた
消毒の独特な匂いが鼻腔をくすぐる・・・病院?
見回してみると私は病院のベッドに寝かされていた
誰もいない、寂しくて少し広い部屋。

コンコン・・・ ガラガラ・・・

ノックの音が聞こえて病室のドアが開く音がした
起き上がろうとした瞬間体中に針を刺されたような痛みが走った

「…!!…いたっ」

いつもどうりに声を出したつもりなのに掠れた小さな声しか出ない
するとバタバタという足音とともに

「優結?……優結!! やっと…やっと目を覚ましたのね!!うぅ…」

「お母さん…?
どーしたの?どうして泣いているの?泣かないで…」

どうしてお母さんが泣いているのか分からない、
でもこの体中の痛みはお母さんが泣いている理由と関係しているのだろうか・・・

「…お母さん…私どうしたの?どうして私は病院にいるの?」

するとお母さんはとても苦しそうな顔をして私を見つめる、そして口を開いた

「あなたは1週間前に事故にあったの…友達と一緒に遊んでいる時、信号無視をした車にひかれてしまった…そしてこの1週間ずっと眠ったままだったの」

「…そう、だったんだ…私誰と遊んでいたんだっけ?その子達は大丈夫?」

「覚えていないの?梨花ちゃんと綾美ちゃんよ高校に入学してからずっと仲が良かったじゃない?この2人は怪我が軽かったからもう学校に通っているのよ、優結の事とても心配して毎日お見舞いに来てくれていたのよ。それと…。」

「梨花ちゃんと綾美ちゃん?…誰?高校?私まだ中学生だよ?お母さん変な冗談言わないでよ全然面白くないよ!……え?」

お母さんが目を見開いて私を見ている
どう見ても冗談を言っているようじゃない

「…お母さん?」

「優結あなた何を言ってるの?……あなたは今何歳?」

お母さんは少し考えるような素振りを見せてから私に質問をしてきた

「?どうしてそんな質問するの?私は14歳だよお母さんが一番分かっている事じゃない?」

「…やっぱり…ちょっと先生の所に行ってくるわね、少し休んで待ってて」

お母さんはそれを言ってから病室を出ていった
どうしたのだろうかお母さんはすごく焦った顔をしていた・・・私何か変な事言ったかな?
しばらくするとお母さんが先生と看護師さんを連れて病室に入ってきた

「楠木さん目を覚まされたのですね、無事で良かったです。」

「は、はい」

「目を覚ましてすぐですがいくつか質問しても大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です」

「では…あなたの名前は?年はいつくですか?そしてどこの学校の何年生ですか?」

「…私の名前は楠木優結です、14歳で家の近くにある○○中学校に通っていて、2年生です。」

「…ありがとうございました。」

急に先生は険しい顔で質問をしてきた
私が答えると先生とお母さんはとても苦い顔をして私には聞こえないくらい小さな声で話しだした。
不思議に思っていると先生が私を見て言った、

「楠木さんよく聞いていてくださいね、あなたは今17歳、○○高校の2年生です。」

「…え?」

「おそらく頭を強く打ったせいで約3年分の記憶が無くなってしまっているのだと思います。」

「…記憶が、無くなっている?」

「はい、しかし、脳に傷などは付いていないので一時的なものだと思います。大丈夫、すぐに記憶を取り戻すでしょう。」

「…は、い…」

・・・記憶を失っている?しかも3年分も?私大丈夫なの?
どうしたらいいの?
聞きたいことはたくさんあるのに頭が混乱して声に出すことが出来ない・・・これから私どうなるのかな・・・