『じゃ、三つ目の噂を教える代わりにあなたちゃんが、俺に告って俺が振ったって言う噂をたてる、それでいい?』
あなた『っ、分かった』
『よし、じゃ、教える。』
あなた『うん。』
『過去に何かあって、人と関わるのが苦手。そして恋人を絶対に作らない。』
あなた『え』
『でも、これの三つ目の噂だけは俺と2軍の奴らしか知らない事』
あなた『わかった、ありがと、』
『おう』
あなた『んじゃ!』
『噂たてろよー!!!』
最後に大きな声を出してから三木は黙った。
私は動揺した。噂って怖い、嘘もホントも何もかもがみんなによってまわってしまう、そんなの嫌だ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。