あなたがまだテテに気があることはなんとなく気付いていた。
でも、それを直接あなたの口から言われるとかなりキツかった。
突然、ジョングクが後ろから抱きついてきた。
ジョングクは、ジミンの背中に頬を擦り付け、甘えた声で言った。
その言葉を聞いた瞬間、ジミンの目から涙が零れ落ちた。
ずっと堪えていた涙が溢れ出る。
そう言って、ジョングクは優しく背中を撫でる。
悔しそうにジミンが呟く。
ジョングクは笑顔でそう答える。
ジョングクに励まされ、ジミンの心は軽くなっていた。
ジミンが正面から抱きつこうとすると、ジョングクにサラリとかわされてしまった。
そう言って二人は笑った。
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あなたがテテに抱きつくと、テテは顔を赤くした。
そう言ってテテはあなたを抱き締め返す。
すると突然、テテがあなたから離れた。
あなたが不安そうに尋ねると、テテはまた顔を赤くした。
その言葉に、あなたまで赤くなる。
テテはそう言うと、大きくなりつつある自分のモノを隠すように後ろを向いた。
あなたはテテを後ろから抱き締めた。
テテはあなたの方を向いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。