第2話

クラス
23,352
2017/12/09 11:12
経済不況で貧富の差が激しく、


大勢の未成年が売られる国。
この奴隷区に売られた未成年は、6つのクラスに分けられる。
顔が良ければA・Bクラス

普通ならCクラス

悪ければD・Eクラス
A・B  D・Eのなかでも、髪質、声色、体型の良いものはA  Cへ、悪いものはB  Dへ分けられる。
そしてもう一つ、その条件すべてが揃い、なおかつずば抜けているものはSクラスに分けられる。
あなたとジミンもSクラスへ送られ、そこで知り合ったのだった。
あなた

ねぇジミナ。今日はどんな人来てるの?

ジミン
ん〜、B~Eクラスには味見客がいっぱい来てるよ。
味見客_

それは、奴隷として買う相手を選ぶための " 味見 "をしている客。
しかし、B~Eクラスは、安く売られているため、味見の内容もかなりのものだ。
中には、犯されてしまう者もいる。
もちろん、Sクラスの味見では、それは禁止されているし、Sクラスの味見は別の個室で行われる。
ジミン
扱いの差が激しすぎるよ…。
ジミンはあなたより少し前にここへ売られた。美形で柔らかい髪、割れた腹筋。見た目パーフェクトだったためSクラスへ送られた。
あなたは、ジミンのすぐあとにここに売られた。サラサラの黒髪ロングに整った顔立ち、モデル並みのスタイルで、即Sクラス行きとなった。
しかし、
あなた

ここは値段が高すぎてほとんど来ないね…

ジミン
たまに大富豪が来るぐらいだからね。
そう。Sクラスの奴隷は、ほかのクラスとは比べ物にならないほどの値段だった。
味見に来る客はいても、そのまま買っていく客はほとんどいない。
あなた

まぁ、、ほかのクラスの子みたいなことされるなら、このまま売られなくても…

ジミン
ほんとだよ。僕も、もっとあなたといたいし…。
あなた

え?

ジミン
あっ!なんでもない!気にしないで!
なんて、いつものように過ごしていると
(ガチャ)


Sクラスの扉が開いた。

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