それからは、そんな日がずっと続いていた。
夜は犯されて、ピルを飲まされて、たまにジョングクにキスをされて。
昼間はジョングクもテテも外出をしていて、その間はあなたも自由に外出をしていた。
ある日、公園を散歩していると、
後ろから突然、懐かしい声が聞こえた。
振り返るとそこには、あれほど会いたかったジミンの姿があった。
あなたは思わず抱きついた。久しぶりのジミンの匂いは、とても落ち着けた。
そう聞くと、ジミンは何か困ったような顔をした。
そして、そのあとに言われた言葉に、あなたは理解が出来なかった。
どういうことが理解が出来ず、頭が混乱する。
なにか嫌な予感がする。
しばしの沈黙が流れた。
信じられなかった。
監視カメラが設置されていることも、それをジミンに見られていたことも。
後ろで声がした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!