第13話

監視
22,732
2017/12/25 03:04
それからは、そんな日がずっと続いていた。


夜は犯されて、ピルを飲まされて、たまにジョングクにキスをされて。
昼間はジョングクもテテも外出をしていて、その間はあなたも自由に外出をしていた。
ある日、公園を散歩していると、
ジミン
あっ!あなた!
後ろから突然、懐かしい声が聞こえた。
あなた

じ、じみな…?

振り返るとそこには、あれほど会いたかったジミンの姿があった。
あなた

じみな!!

あなたは思わず抱きついた。久しぶりのジミンの匂いは、とても落ち着けた。
ジミン
あなた…会いたかった。
あなた

私もだよ…。

ジミン
僕ね、あなたが出てすぐあとに購入されたんだ。
あなた

そうなんだ!相手は…どんな人?

そう聞くと、ジミンは何か困ったような顔をした。
そして、そのあとに言われた言葉に、あなたは理解が出来なかった。
ジミン
キム・テヒョン_あなたを買った人だよ。
あなた

……え?

どういうことが理解が出来ず、頭が混乱する。
ジミン
あの家、広いでしょ?だから、同じ家にいても会わないのだって不思議じゃない。
あなた

でも…なんであの人がじみなを…?

ジミン
僕は…ある部屋に設置されてる監視カメラで、その人のしてることを見てろって言われてる。
なにか嫌な予感がする。
あなた

その、、ある部屋って…?






しばしの沈黙が流れた。


ジミン
あなたのッ…あなたの部屋の監視カメラで…ッ……アイツとヤッてるところ見らされてる…。
信じられなかった。


監視カメラが設置されていることも、それをジミンに見られていたことも。
あなた

そ…そんなッ…

テテ
あなた。何やってんの?
後ろで声がした。

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