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第1話

エピローグ
46
2017/12/04 09:04

ーーーーーーいつだったかな?あのクリスマスは・・・。

「実星。」
私は手を繋いでキラキラ光るクリスマスツリーをずっと眺めていた。そんなときお母さんが教えてくれた事があった。
「なに?お母さん?」
「あのツリーのてっぺんにある星🌟に願い事をすると、願いが叶うんだって。」
お母さんはキラキラした目でそういった。
「してみる?」
そう私に笑いかけたお母さんに、私は大きくうなずいた。そして願った。
『これからもずっと幸せに暮らせますように。』ーーーーーー

チュンチュン…🐦小鳥のさえずりが聞こえる。
あぁ・・・あれは7才の時だ・・・。
「実星ー早く起きなさーい。学校でしょー」
「はーい!」
下に居るお母さんに聞こえるように大きく返事を返した。


まさかあのときの願いが高校2年になった今、叶うとは思わなかった・・・。そしてこのときの私にとっての幸せは、私の思い描いた小説のせかいへ行ったらと思っていたために、その願いが新しい世界を作ったのだ。

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