第3話

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2018/01/05 08:36
あなた

はああ…もう、ほんっと最悪!

無駄に長い廊下を駆け抜けて、階段を駆け登って、行き先は屋上。
誰もいない、静かな場所。
あなた

はあ、はあ。
疲れたー。

ンダホ
あなたー!ここにいたー。
ガチャ、っと音。
勢いよく開いたドアのそばには、ンダホ。
あなた

えっンダホ?
なんでここが?

ンダホ
んー秘密。
まあ幼なじみだし?これくらいわかるっしょ。
あなた

…そう。

ンダホ
…あなた、ごめん!
あなた

…別にいいし。
バカな私が悪いだけだもん。

膨れっ面。

困り顔のンダホ。





気まずい沈黙。
ガチャッ





ふたたび開くドア。
マサイ
あーあ。まだ怒ってるよ、あなた。
あなた

シルク、マサイ?!モトキまで!
どうして?

マサイ
あなたはまだ怒ってるかなーって気になったからさ。
あなた

ふうん。

モトキ
だから、僕達で作戦を考えたんだよ。
あなた

さ、作戦?

シルク
そ。お前の成績を上げるための、作戦。
大混乱。
理解が追い付かないです。
マサイ
俺が数学、理科を教えてやる。
シルク
んで、モトキが社会。
モトキ
頑張ろうね?
モトキがニコッと微笑む。
マサイ
そしてンダホが国語。
ンダホ
…よろしくね!
あなた

えっっと?
とりあえず了解です?

そんなこんなで、四人が私専属(?)の先生になりました。










ちょっと心配で、ドキドキです。

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