言葉も、声も、感情も、愛も 嘘だった。 ぜんぶぜんぶ ''呪い''なんだよ。 人魚の末裔である柊花(しゅうか)。 先代の人魚が人間の王子と結ばれず、泡になって消えてしまった。 それは海の魔女がかけた魔法、いわば呪いのためである。残酷なことに、呪いは終わっていなくて____________________。 儚く切ない恋物語

（※誤字脱字によりストーリーがわかりにくくなっている場合があるので、読み終えた方は「解説」をご覧いただけると幸いです） 嘘。 全部嘘。 なにも残らない恋は したくないよ。

ーー死にたがりの女の子と病気持ちの男の子は、 出会うべくして、出会ったのかもしれないーー 天野蔡 Amano Sachi × 高田皐稀 Takada Kouki 「なら、俺のために生きてくれへん？」 「私の命をあなたにあげれたら……っ」 これは2人が出会い、惹かれ、切ない恋をしていくお話。