神様には全てお見通し
そして岩盤浴当日…
いつものお風呂屋さんの前で4時に待ち合わせ
楽しみにしていた藤井さんとの岩盤浴も一瞬にして幕を閉じた。
時が過ぎるのが早く感じたのはたぶん、とても楽しかったからだと思う
天然な藤井さんは方向を真逆に歩いて言ったり、訳わかんないこと言い出したり、とても面白かった。
彼らが両想いだってゆうのは神様だけの秘密
だったけど
そう言って家の方向に歩いていこうとした瞬間
藤井さんに、藤井さんの匂いに、全てが包まれた。
私は彼が何を言っているのかよく分からなかった
そういうと藤井さんはとても驚いた顔をした。
そういってお互い反対方向に帰っていった
また次の日もその次の日もずっと一緒にいて、この人が好きなんだなって思った。
それから何年か経って私が社会人になった頃
付き合って2年の記念日。
彼は私に薔薇の花束をくれた。
いつもは少しシャイで天然な彼だけど、
「今日くらいかっこつけさして」
と言って私の左手の薬指に指輪をはめてくれました。
神様は全て知っています
このあと生まれる娘のことも。
fin.
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
不定期更新でほんまに申し訳ないです。
もうすぐ中間テストなので22日まで小説をお休みさせていただきます。
その間も、リクエストなどがありましたらいつでも送ってください!
返信は遅くなるかもしれませんが、必ず書きます。
また感想などいただけたら嬉しいです!
よろしくお願いします。
(誠に勝手ながら改名させていただきました)
momorumi🍑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。