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第1話

卒業式の日に。

中学三年生の卒業式。

まだ、吐く息が白い頃。

私は、皆との別れが悲しくて、泣き腫らした目を冷やそうと静かに外へ出た。

桜はまだ蕾で、花が咲いたらもっと暖かくなるだろうか、

...ぼんやりと考えていた私は、近付いて来る足音に気付かなかった。


晴
あなたー?
あなた

なっ、....晴か。もう、びっくりしちゃったじゃない。

晴
あー、ごめん。一人で離れるから気になって、さ、、。
あなた

あ、、大丈夫..少し、外の空気吸いたくて。

晴
...そー。
会話が終わった。何だか、ぎこちないのは気のせいかな。

私の名前を呼ぶこの人は、私の____好きな人。月影 晴(ツキカゲ ハル)
マンションが隣で、壁を挟んだ隣は彼の部屋。
幼稚園からの幼馴染で、高校も同じ。

中学校を卒業するのは、悲しいけど、、まだ後三年を一緒に過ごせるのが嬉しくて、泣きそうになったのを覚えている。

なんて、小さな確率で君と出逢えたんだろう。

沢山いる人々の中で、私は君に心惹かれた。

きっと、それは奇跡。


今だって、自然と胸が高鳴っている。

肌寒い風が吹く中に
誰も居ない裏庭で
好きな人........君と“二人きり”。

辺りは凄く静かだから、小さな音も良く聞こえる。

風の音

葉が擦れる音

私の胸の音

二人の呼吸音。

君は、今何を考えているの?

二人の視線が重なる。

目をそらすことが出来ない。.....恥ずかしい、のに、。

余計に煩くなる心臓。

やめて。

君に聞こえちゃうよ。静まれ、私の心臓、。

最初に沈黙を破ったのは....君だった。

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Hononeko
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Hononeko
只今、更新亀🐢さんです、 ごめんなさい(இдஇ`。) お気に入り⭐︎300(2018.11/20) お気に入り⭐️200(2018.6/5) お気に入り⭐️100(2018.1/10) ----------✂︎ キリトリセン ✂︎ ---------- 良いね👍やお気に入り登録ありがとうございます!! 飛び跳ねて喜んでますm(*_ _)m 浦島坂田船LOVEです!💚💜❤️💛 こたぬき💚