プリ小説

第7話

貴方は
晴....?

振り返ったその人を見て、思わず言葉を失う。



雰囲気も、背丈も、顔も、晴だと思うほどなのに、頬に大きな傷があった。



貴方は、晴...じゃないの?


晴でしょう?
あなた

は、..る.......?

私を見下ろしたその人は、じっと見つめて静かに言う。
??
??
誰....?俺は、君を知らない...。それに、名前だって...無い、。
あなた

え...?

??
??
もし、会ったことがあっても、今の俺には分からない...
あなた

どういう..こと....?

??
??
事故にあってから、前の記憶が無い..から、。
事故....もし、あの、強盗事件の事だとしたら....。

この人が晴だっていう確証はない、。

でも、この機会を逃したら....
あなた

私、貴方の事知ってるかも...しれない...。

??
??
それ、ほんと?
あなた

多分...、。少し、話しませんかっ、、?

??
??
...分かった、。
それから人の少ないカフェに移動することにした。

私は、初めて晴とデートした時を思い出していて、ドキドキしていた、。


雪が少し積もっている道で、私は滑って転びそうになってしまう。

きっと、緊張してた所為だ。
あなた

!?きゃっ、...?

思い切り転ぶ!

そう思って目をつぶったのに、どこも痛くない。



不思議に思って目を開けると、晴...と思われる人が私を支えてくれていた。
??
??
危ない、。
あなた

あ、ありがとう..。

思わず顔が赤くなってしまう。

分かってる、晴じゃないかもしれないって。

でも、優しい所も、気遣いができる所も....本当に晴みたいなのっ...。

ずっと、会いたかった人なの、。

好きなんだよ、晴...。




お店に入り、席に着くと彼が私を見て聞いてくる。
??
??
いつ、会ったことがあるの?
あなた

会った...というか、貴方に似た人が私の大切な人だったんです。でも、いなくなってしまって..。あまりに貴方があの人にそっくりで...話を聞きたかったんです。

??
??
そう、なんだ。
??
??
俺、前のこと覚えてないんだ、。目を覚ました時にいたのは、ここよりも遠い地域の病院で...。
あなた

...どうして、病院にいたか分からないですか?

??
??
医者に聞いたのは、事故に巻き込まれたって事だけ、。それで、頭を怪我したらしいんだ。ここの病院でしか治療出来なくて運ばれてきたんだよ、って言われた。
あなた

事故...?

??
??
あぁ、俺が覚えてない、何も分からない、。って言ったら、脳の一部を切除したからじゃないかって説明されたんだ。
あなた

っ...そんな...

??
??
全てを思い出す確率は、限りなくゼロに近いだろうって言われて、。
あなた

...っ、....

私は思わず絶望の声を漏らした。
彼が本当に、晴だとしたら....私のことを思い出すことは難しいってこと?



そんな、残酷なことってあるだろうか?

クリスマスに奇跡が起こるなんて、嘘ばっかり...。

神様に心なんてない。



でも、もう離れたくない。

ちゃんとわかるまで...。
あなた

初めて会った貴方にこんなこと言うのは、おかしいって分かってるんですけど

??
??
...?
あなた

私の家に、来てみませんか...?

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Hononeko
入賞者バッジ
Hononeko
只今、更新亀🐢さんです、 ごめんなさい(இдஇ`。) お気に入り⭐︎300(2018.11/20) お気に入り⭐️200(2018.6/5) お気に入り⭐️100(2018.1/10) ----------✂︎ キリトリセン ✂︎ ---------- 良いね👍やお気に入り登録ありがとうございます!! 飛び跳ねて喜んでますm(*_ _)m 浦島坂田船LOVEです!💚💜❤️💛 こたぬき💚