プリ小説

第16話

大好きな君
私の名前が呼ばれ、やっと病室に入ることが出来た。

晴は、呼吸器をつけられ寝ているようだった。



とりあえず、落ち着いたことに安堵し、私もその横で座ったまま眠りについた。
起きたのは、次の日の朝だった。


座ったまま寝ていたから、身体中が痛い。伸びをして一息つくと、晴を見る。


晴はもう起きていて、静かに窓の外を見つめていた。
晴
あなた...おはよう、。
私を見て笑いながら、挨拶をする姿は私の知っている晴だった。
あなた

は.....る....?

恐る恐る聞く私に、晴がこくりと頷く。
あなた

は、....晴っ!晴っ!.....会いたかった!

晴
あぁ、ごめん、。
あなた

うん、私、変わってないよ。晴への気持ち。
好き。大好き、。

晴
あぁ、俺も...好きだよ。
こんな会話をしつつ、私は晴に抱きついていた。


でも、ふと思う。




“光”の時の記憶は、無いのだろうか?

さっきから話す晴に、あの“光”の様子はまるでない。



あなた

光......?

名前を呟いてみる。
晴
光………?
覚えて、無いの?
私の動きが止まる。



晴が“光”の時の記憶が無いのなら、光はいなかったことになる。



私以外、誰も知らないのだから。




つまり、皆の中で“光”は....死ぬことになる。





私が、殺した、?


晴が記憶を取り戻してくれたことは凄く嬉しい!

でも、それで光は....






急に涙が出てくる。

それは、光に対しての涙。
晴
あなた!?
あなた

私、光をっ.....ころ、...

晴
何、言って....?
光は、自分の存在がなくなるかもしれないことに気づいてたの?

だから、悲しそうだったの?


そうだとしたら、私、最低だ。


話も聞かないで、自分のことばっかり、、。
あなた

ご、ごめんなさ、い.....

私、二度も大切な人を失った、。


“晴の代わり”だなんて、言わない。言いたくない。、


光だって、私にとって大切な人だもの!






しばらく泣き続けて混乱していたから、晴の言葉に気付かなかった。
不意に、晴が私の肩を掴んで話しかけてくる。
晴
落ち着け!あなた!俺の話を聞けって!
あなた

.........は?

晴だったのに、



発された言葉は、“光”だった。





どーいうこと?

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Hononeko
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Hononeko
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