第26話

【詩】言えなかった想い
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2017/12/19 15:02
今になって思う。 


伝えとけばよかったかなって




そしたら、少しくらい私のことも考えてくれたかな?

でも、もう言えない。

いま、あの子とのしあわせでいっぱいの貴方は

きっと、私のこの想いに気付くことはないでしょう。

いま、勇気をもって伝えたとして、

それは優しい貴方を困らせてしまうだけでしょう。

もしも、今もまだこの胸に宿るかすかな期待が叶って

あなたが今私に振り向いたのなら

嬉しいのと同時に、きっと悲しくもなるでしょう。

私は、”一途に誰かを愛せる貴方”のことが好きだったから。



だから、まだ言わないの。


二人はどうか、私のこの想いを知らぬままで笑ってください

どれほど苦しくても、その現実で淡い希望を砕いてほしいのです



いつか、貴方に言うよ。

「貴方は私の初恋でした。

好きになる気持ちを教えてくれてありがとう。

私を、女の子にしてくれてありがとう」


そして、そのときはきっと貴方への想いが完全に失くなったとき。



私の側に、二人のように愛しあえる人ができたときに。   また

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