第47話

【詩】穏やかな時間
7
2017/12/30 08:10
ゆったり流れるピアノの音色。

窓から吹き込む季節風。

部屋の隅っこで小さく回って……



静かに笑い合ってる誰かと

静かに目を閉じた眠りの隙間で  まどろむ君の寝顔とで

平和 って意味をときどき思うんだ


深呼吸して  そんなつまらないこと繰り返したって

突然に遮ることも、途切れることもない永遠に続くように思えるよ

だけど

こんな裏側では きっと 僕の一呼吸する間に

生きるか死ぬか はたまた涙と笑顔の 

狭間を生きている誰かがいるのかな

穏やかなこの部屋とは無縁なくらい 

激しい銃撃戦の音、小さな子どもの泣き声かき混ざってたりするのかな


守ってあげたい  
世界なんて、広大なものが平和であるようにと願う

そこまで聖者なわけじゃないけど 

どうか静かな風の中で 淡くおぼろげな夢を 見る時間くらい

続かないかな… 


君の安からな寝顔  匂いがかき消えぬよな 

そんな世界になるといいよね…





……君の大人になる未来までにはね。



























小さな寝顔を  眺めているだけで
勇気をもらえるような…
同時に 失くしてしまうのが とても泣きたくなるような…
それぐらい  愛しく思えるよ







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