第127話

【詩】その声を抱きしめて
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2019/08/17 11:21




変な話をして笑わせてくれるとこ

呆れたように、それでも優しい笑いかた

かっこつけだけど実はこわがりで

一緒に怖がってくれるとこ

いつでも誰かに「ありがとう」って思える

優しいところ



君は知らないかもしれないけど

その楽しそうな姿だけで救われてるんだ

君がだんだんと大きくなっていくことが

自分のことのように嬉しいから



君を好きになっただけでこんなにも

毎日が色づいたんだ

繰り返しだと悟ってた日々は

同じ日はないと知ったよ





ぼくを知らない君だけど


君を知らないぼくだけど



ずっと声を聴いていたい


ずっとそうやって笑っていてね

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