第27話

【詩】無題
16
2017/12/19 14:47
深く 暗い闇に落ちて…
僕は 夢を見た

何かが僕を追いかけてきた
得たいの知れない何かが僕と誰かを追ってきた
ふと目の前に現れた部屋に
僕は逃げ込んだ
僕のあとにいた誰かを外に残して
鍵をかけてしまった…

ドア越し 祈るように背を預けたドア越し
誰かの 壊れる音がした


……そこで 途切れてしまった…。


いつも
誰かを見捨てたりなんかしないと主張した

誰かの犠牲のうえに自分が助かるような
真似は するはずがないと……それは願い?

誓っていたんじゃないのかもしれない…
それは そう在りたいと、祈った
僕の"願い"…



さぁ
まぶたの裏 次は君が同じ夢をみて……

君は…、 君は…、どうするんだい?
"願った"通りの自分に なれてそうかい?

ほら 何かが迫ってくるよ…
ほら 誰かが君にすがるよ…


………キミハ??

君はその手で どうするんだい?








それは まだ 誰にもわからない…













怖くて 怖くて …たまらなかった

自分が  怖くて  ……怖くて。

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