第46話

【歌詞】深海の底へ
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2017/12/29 13:22
悲しいだけの朝を迎えるのは もう疲れたの
お願い  お願いがあるの  ねぇ…

『悲劇の主人公気取り』  弱音を吐き出せばそうやって
世間は僕らを   冷たい目で突き放す
自分だけが悲しいわけじゃないことぐらい わかってる…わかってる…
            だけど
強気でいれば   「ほんとを教えて」
弱音を吐けば   「いい加減にしろ」

じゃあ    …いったい僕はどこで生きればいいの?

お願いだ   望まれていないなら
お願いだ   居場所などないでしょ?
疎まれるぐらいならいっそ  深い海の底でこの一息を終えたいよ
お願いだ   お願いだ    それでもまだ

……わずかに残る”生きたい”の声を殺してよ





「分かり合うことはできない  どんな綺麗ごとの上でもね。」
この頃気づいたから  分かり合おうと心探るのはやめて
どんなときだって   笑って見せたんだよ

泣き出したところで  廻る大きな輪は何も変わらないんだよね
縋り付いたところで  君を困らせてしまうだけなんだ

知っているから  ならば誰の重荷にもなりませんようにと
解っているから  なのにいつまでも泣き虫な僕を嫌うのに

可笑しいね   認めてしまうだけ
可笑しいね   それだけのことが僕にはできないの
優しい目で見つめる君が  心をゆっくりほどいてしまう
ほんとはね…  ほんとはね…ってほら

……泣き虫な心  泣き出すんだまた

この先もそばにいてほしいと思うから  嫌われたくないと思うから
「だいじょうぶ」だって  隠してきたのに

なんで…

なんで…


















  …なんで   君には見つかってしまうんだろな…?












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