第53話

【歌詞】イイコ/ワルイコ
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2017/12/31 16:07
ほんとの僕を みて   ………これが  僕です。


勉強  やること  いうこと   ちゃんとこなしてやっています

大人しく  それでも  子供らしく   笑って大抵過ごしてます

それだけで  僕に捧げられた名称は  ……「ユウトウセイ」?



勉強ちゃんと  やってるのは   将来得したいだけなんです

大人しくしているのはただ   はむかう勇気がないだけなんです    ……それなのに

「イイコだ」   「ユウトウセイだ」  なんて   そんな目で僕を見ないでくれよ…!

まだ  ほんとの僕を大人(きみ)は   見ていない   ………知らないだけなんだ




どうでもいいことに   はしゃぐ友人

どうでもいいことに   ハマル友人

大人は大概   「やめときな」  といった僕には…


そうさ

将来につながらないことに    夢中になるのは時間の無駄

大人(きみら)は    みんなそれを知ってる  だから

価値あることしか行動はしない   価値ないことに関わりはしないのさ…

………友人たちはみな   眩しく見えた


価値観でしか選択肢選べない   勇気出せないことは「イイコ」だと勘違い

やめてほしいよ    やめてほしいよ…   僕はほんと  大人(きみら)の思ってるような人じゃないんだ

どうでもいいこと   無価値なことに  夢中になりたい……!


大人(きみ)の描いた通りの    人になりたくないと願うよ

それじゃなんか…   まるで僕は…    造られた人になるみたいで

例え   大人(きみ)が将来  「だから言ったのに…」

哀れみの目で   見下される日が来ても…

それならそれでいいさ

こんな汚い心    隠したままで   「ユウトウセイ」になり下がるよりは幾分マシなはずだから


ダメな生涯送ってもいい覚悟なんて  もうとうないさ

そんなことすら  考えちゃいないから…





とりあえず今日は一発   悪戯(イタズラ)でも  仕掛けてみようか…
































優等生の肩書きは
いつもほんとの僕をひた隠す。
誰もが想いえがくようなイイコじゃないんだ、勇気がないだけの臆病者。

この悪戯(イタズラ)がきっと
ほんとの僕を示す、"答"になる。

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