切ないとか… 苦しいとか… わからなくもないけど
いつだって、君で頭いっぱいだし。
君の笑った顔に ほら、なんかひとりときめいたりなんかして…
遠くで楽しそうな君にほら、胸締め付けられたりなんかして…
そんな感情さえも 全然 追いつけてないから
―――――――――…だいじょうぶ。
知りたいことも 苦しいことも 死ぬほどあるよ
いつだって
心の中は 君一色 他にはないから
だけど 渦巻いてる感情ひとつひとつ
拾っていられるほど 君は待ってくれないんだ
だから もやもや?な不安とか どきどき?な期待とか
感じる前に 抱えて君の元まで走り出すんだよ…
不安も期待も 嬉しさも切なさも
いつか 君の胸のなかへ飛び込んだそのときに
感じるまでは ぐちゃぐちゃなままただ君だけ見つめておこう…。
少女よ、恋をせよ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。